ドカベン』全48巻！ ～その２・どっぷり野球編～

さて、その１で柔道づけだった山田、ついに野球を再開です！

そして家は貧乏ながら、野球を続けるために明訓高校へ。

ドカベンの印象的な登場人物の中でも、里中くんは際立って可愛いですね💕

今回全巻読むにあたって、里中くんと山田の出会いはものすごく楽しみでした。

ややっ　初登場の里中くんは意外と憎々しい。

これが回を追ってどんどん可愛くなっていく。

ああ　守ってあげたい。

山田に甘える里中くん。

最近、BLというものに触れる機会が増えてきたせいか、こうゆう場面が意味深に見えてしまうぞ。

ほら！岩鬼だってそう言ってるしさ。

さてちょっと戻って鷹丘中学野球部。部員9人集まらないと野球が始まらないのだ。

そこでスリの達人少年と出会う。（中学生でスリの達人！）

山田の無茶苦茶な挑発を受けて、勝負に負けたらちゃんと野球部に入る。

根は素直な少年であるよ。

さて　相手チームのライバルたちもたいへんに印象深い！

柔道時代のライバル影丸くん、山田と対決するために野球に転向。

決め技は「背負い投げ投法」だ！

勝敗かかった本塁に走り込む岩鬼に対して、思わず柔道の決め技「バックドロップ投げ」をかけてしまう影丸。

勝負に勝って試合に敗れるのだった。

さて、この辺まで読んで、ふと、水島漫画は効果音が特徴的なのが気になってきた。

影丸は投げるたびに「きえええええ」と発声している。

ピキュ～ン

ドボォ

グワアギゴキィン
フーン絶食して訓練しているので力が入らないのだ。（その作戦大丈夫？！）大丈夫じゃなかった。でかい体で豪放磊落な雲竜だったのに、絶食作戦（だから何故？！）のため別人のように弱っている。実際、試合ラストまで皆がニセ雲竜じゃないかと疑っていた。閑話休題。

殿馬の見事なピアノ！

ビョビィーン　バビーン

ビシュ

ところで私の記憶スケッチ殿馬は、この感じが出したかったのでしたよ。

ズラ（効果音かい）

ところでドカベンで一番好きなキャラは殿馬でした。

コミカルだけど頼りになる、クールで意外性のある小兵殿馬！

小兵といえば、土佐高校の犬神が不気味に登場。投げるたびに「ウィヒヒヒ」と気味悪く笑ってるけど、試合中に気味悪く笑ってたら消耗するんじゃないのかい？

無茶苦茶不気味な強敵だったけれど、最後は全身打撲の身体を無理やりひきずって健気に必死に守る姿に胸をうたれる。ドカベンの小兵たち、いずれも可愛いな！



さて。前半では試合で傷つき視力を失う小林くんが出てきましたが、ここでついに昭和のドラマを盛り上げる「記憶喪失」きましたよ。

普段なら無茶苦茶まわりに気配りする山田。記憶喪失ならではの核心をついた質問をする！

「君はなぜハッパをくわえているんだ」

そこ、皆気になっていたけれども触れてこなかった。

さて記憶喪失はすったもんだの挙句、試合中に無事回復するわけだけど、岩鬼の葉っぱについては名巻とされる31巻、土佐高校との試合の中で明かされる。

ものごころついたときにはもう、葉っぱをくわえる子だったのだ。

そして今や、葉っぱは感情表現だけではなくて岩鬼の身体の一部だ。サインだって出せるぞ。

秘打とか葉っぱとか、日が暮れることで本領発揮するBT（ブルートレイン）学園とか、自由すぎるドカベン野球なのだけど、一方でルールにとても厳しい！

何言ってるのかわかりません！

ルールに厳しいけど打法は自由だ。打法というより剣法のようです。

武蔵坊は下段の構えだ。

さあ、だらだらと長くなってきたので今回はこのへんで。

次、最終回のドカベン恋愛模様編へ。

・・・それにしてもどこのページを開いても、ひたすら野球をやっている。

もうちょっと授業に出て、たまには家に帰って家族に顔を見せろよ！と言いたい。